TL866II用防塵キャップ [3D_printer]
低価格で多機能なROM WriterであるTL886II Plusを久々に使ったところ、下図のようなエラーが発生してしまいました。
ROMのピンとゼロプレッシャー(ZIF)ソケット間の接触不良のようでROMを何回か入れ直したらエラーが出なくなりました。
このROM Writerはページプリンタの上にずっと置いていたので上面に薄っすらと綿ゴミが積もったことが接触不良の一因かもしれません。
そこでZIFソケットにゴミが積もらないようにカバーを作ってみました。
透明のPETGで出力し、実機に装着した様子が下の写真になります(色付きのフィラメントの方が良かったかも・・でも交換がめんどいw)
実機に装着した状態が下の写真です。
コネクタの部分を塞ぐと放熱効果が低下しそうですが元々発熱が少ないので問題ないと思います(使用する場合は自己責任でお願いします)。
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必要とする人はほとんどいないと思いますが、stlファイルを下記のリンクからダウンロードできます。商用利用以外であれば自由に使用可能です。
★Ver0.03 2021/08/19 コネクタ部のキャップを追加
★Ver0.02 2021/08/14 文字パターンを「TL886」から「TL866」に修正
ROMのピンとゼロプレッシャー(ZIF)ソケット間の接触不良のようでROMを何回か入れ直したらエラーが出なくなりました。
TL866IIで発生したエラー |
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このROM Writerはページプリンタの上にずっと置いていたので上面に薄っすらと綿ゴミが積もったことが接触不良の一因かもしれません。
そこでZIFソケットにゴミが積もらないようにカバーを作ってみました。
TL866IIのZIFソケット用カバー |
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透明のPETGで出力し、実機に装着した様子が下の写真になります(色付きのフィラメントの方が良かったかも・・でも交換がめんどいw)
ZIFソケット用カバー装着状況 |
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★追記 2021/08/19 {
コネクタ部分のキャップも作ってみました。取り外し用の切り欠き(下図の下部)を下側にして装着します(逆でも問題ありませんが外観的に切り欠きが目立たない方がいい)。
出力する際のフィラメントは柔軟性があり積層間の強度が高いPETGを推奨します。
コネクタ部分のキャップも作ってみました。取り外し用の切り欠き(下図の下部)を下側にして装着します(逆でも問題ありませんが外観的に切り欠きが目立たない方がいい)。
出力する際のフィラメントは柔軟性があり積層間の強度が高いPETGを推奨します。
TL866用コネクタキャップ(CAD) |
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実機に装着した状態が下の写真です。
コネクタの部分を塞ぐと放熱効果が低下しそうですが元々発熱が少ないので問題ないと思います(使用する場合は自己責任でお願いします)。
TL866用コネクタキャップ |
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必要とする人はほとんどいないと思いますが、stlファイルを下記のリンクからダウンロードできます。商用利用以外であれば自由に使用可能です。
★Ver0.03 2021/08/19 コネクタ部のキャップを追加
★Ver0.02 2021/08/14 文字パターンを「TL886」から「TL866」に修正
Rakuten Mini用バンパーの制作 [3D_printer]
楽天が勝負をかけた格安の電話サービスでRakuten Miniを入手しました。
本体は小型ツルツルで結構滑り易いのでバンパーを作ってみました。
バンパーはシンプルな構造で外枠を囲むだけです。
TPU等のフレキシブルなフィラメントの方が衝撃吸収性がいいのでしょうが黒い本体にマッチする色のものが手持ちで無かったのでPETG等でも出力できるように少しマージンを持たせたサイズにしています。
PETGでの出力例が下の写真です。
もともと電源スイッチが不用意に押されてしまうことがあったので、このバンパーを付けることで若干押し辛くなっていい感じです。
STLファイルは下記からダウンロード可能です。商用目的以外であれば使用可能とします。
本体は小型ツルツルで結構滑り易いのでバンパーを作ってみました。
バンパーはシンプルな構造で外枠を囲むだけです。
TPU等のフレキシブルなフィラメントの方が衝撃吸収性がいいのでしょうが黒い本体にマッチする色のものが手持ちで無かったのでPETG等でも出力できるように少しマージンを持たせたサイズにしています。
Rakuten Mini用バンパー(CAD) |
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PETGでの出力例が下の写真です。
もともと電源スイッチが不用意に押されてしまうことがあったので、このバンパーを付けることで若干押し辛くなっていい感じです。
PETGでの出力例 |
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STLファイルは下記からダウンロード可能です。商用目的以外であれば使用可能とします。
フィラメントクリップの試作 [3D_printer]
フィラメントをドライボックスに入れて保存する場合、フィラメントが絡まないように先端をきちんと固定しておく必要があります。
私はドラゴンクリップ(Smaller Universal Filament ClipのOriginal側のようなクリップ)を使っていましたがリールの淵で固定すると邪魔になることがありました。
TwitterでFilament Clip V8を見かけ、湿気たフィラメントの場合、カーブのところで折れてしまうとのコメントがあったので改善版を作ってみました。
PETGの弾力性を利用してクリップするようにしていますが、コンパクトなサイズに収める(特に上方への出っ張りを無くす)ため、バネ部分の下に0.4mmの隙間を設けて分離する試みをしています(PETGはレイヤ間が結合し易いので多めに隙間を開けている)
また、出力物の穴サイズは小さくなるのでかなり大きめにしていますので3Dプリンタの環境によっては影響が出るかもしれません。
上述のように出力物は3Dプリンタ環境に依存する部分があるかもしれませんが私の環境ではPETGでレイヤ幅0.2mmの出力でうまく機能しています(サポート無しで出力し、バネの部分が分離できて動くことが重要)
下記からダウンロード可能です。商用目的以外であれば使用可能とします。
★20201006 Ver0.01a
余分なバリがあったので修正
私はドラゴンクリップ(Smaller Universal Filament ClipのOriginal側のようなクリップ)を使っていましたがリールの淵で固定すると邪魔になることがありました。
TwitterでFilament Clip V8を見かけ、湿気たフィラメントの場合、カーブのところで折れてしまうとのコメントがあったので改善版を作ってみました。
PETGの弾力性を利用してクリップするようにしていますが、コンパクトなサイズに収める(特に上方への出っ張りを無くす)ため、バネ部分の下に0.4mmの隙間を設けて分離する試みをしています(PETGはレイヤ間が結合し易いので多めに隙間を開けている)
また、出力物の穴サイズは小さくなるのでかなり大きめにしていますので3Dプリンタの環境によっては影響が出るかもしれません。
フィラメントクリップ(CAD) |
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上述のように出力物は3Dプリンタ環境に依存する部分があるかもしれませんが私の環境ではPETGでレイヤ幅0.2mmの出力でうまく機能しています(サポート無しで出力し、バネの部分が分離できて動くことが重要)
フィラメントクリップ |
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下記からダウンロード可能です。商用目的以外であれば使用可能とします。
★20201006 Ver0.01a
余分なバリがあったので修正
コインホルダーの製作 [3D_printer]
財布の中のコインのエントロピーが高く(混沌としている)、買い物の際に手間がかかってしまいます。
コインホルダーをネットでざっと検索してみると卓上用ものが多くありますが携帯性の良さそうなものは思ったよりも少なく、下記のようなものが見つかりました。
この中で最もコンパクトな a でも私の安い財布には入りません・・・
そこで a の方式を参考にさせて頂き、なるべくコンパクトになるように再設計してみました。壁厚も最小限にしているので表裏で文字の高さを合わせるとスライス結果が透けてしまいますw
収納可能なコインの枚数は下表の通りで合計で1566円です。
実際にコインを収容した状態が下の写真です。
実際使ってみると財布が少し分厚くなりますが(ペラペラよりはいいw)想像以上に便利でした^^
今回作成したコインホルダーのSTLファイルは下記からダウンロード可能です。
商用目的以外であれば使用可能とします。
★2020/09/23 Ver0.02b
・1円部分を更に改善
★2020/09/22 Ver0.02a
・1円をよりスムーズに出せるようにした
・全体的に角を丸くしコンパクト化した
コインホルダーをネットでざっと検索してみると卓上用ものが多くありますが携帯性の良さそうなものは思ったよりも少なく、下記のようなものが見つかりました。
- 「日記というほどでも」のブログの【STL】コインホルダー
- MakerBot thingiverse の Japan Yen Coin Holder
- 「デジこもの好き」のブログのTPUフィラメントで作ったコインホルダー
この中で最もコンパクトな a でも私の安い財布には入りません・・・
そこで a の方式を参考にさせて頂き、なるべくコンパクトになるように再設計してみました。壁厚も最小限にしているので表裏で文字の高さを合わせるとスライス結果が透けてしまいますw
コインホルダー(表側) | コインホルダー(裏側) |
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コインホルダー(全体図) |
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収納可能なコインの枚数は下表の通りで合計で1566円です。
実際にコインを収容した状態が下の写真です。
実際使ってみると財布が少し分厚くなりますが(ペラペラよりはいいw)想像以上に便利でした^^
コインホルダー出力結果(表側) | コインホルダー出力結果(裏側) |
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今回作成したコインホルダーのSTLファイルは下記からダウンロード可能です。
商用目的以外であれば使用可能とします。
★2020/09/23 Ver0.02b
・1円部分を更に改善
★2020/09/22 Ver0.02a
・1円をよりスムーズに出せるようにした
・全体的に角を丸くしコンパクト化した
フィラメントの湿気対策(その3) [3D_printer]
「フィラメントスプールホルダの製作(その2)」で書いたようにドライボックス内で運用し易いことを考慮した新しいホルダを作成したので「フィラメントの湿気対策(その2)」の記事で書いたドライボックス内のホルダと交換しました。
今回は懸案であったシリカゲルの格納場所の対応をメインに書きたいと思います。
始めに水切り袋に入れたシリカゲルを入れるのに適当なケースを百均で探しましたが見つかりませんでした。
そこでシリカゲルを入れるドライボックス用のポケットを自作することにします。風通しの良さを考慮し、下図のようなデザインにしてみました。
穴部分の繰り返しパターンについては以前、携帯ケースを作成する際に行ったようにOpenJSCADあたりで作成し、3D CAD(DesignSparkMechanical)に持ってきた方が楽なのですが、今回は簡単な形状なので手打ち&コピペで入力しました。
ABS樹脂であれば積層間の接着力が弱いのでこのような設計にはしませんが、今回は積層間の接着力が強いPETGフィラメントを使うので問題ないと思います。
サポート材無しで出力できるようにしてますが、このような形状はレイヤ毎に印刷するFDM方式のプリンタでは下図のように印刷時間がかなりかかりますが3Dプリンタを静音化済みなので気兼ねなく印刷できます^^
因みに積層幅は0.2mmで設定していますが、0.3mmに変更するとスライサーでエラーが発生しました(この程度の細かい穴形状は0.3mm以上ではg-code化できない?)。
印刷結果が下の写真です。PETGフィラメントなので糸引きだらけにならないか心配でしたが問題ありませんでした。
壁厚が1mmなので少しフニャっとていますが強度的にも大丈夫そうです。
ドライボックス(お米用の密閉容器)内はツルツルしているのでホルダの底面部にゴムを貼り付けました。また「中華製コンパクト温湿度計の購入」の記事に書いた温湿度計をホルダに取付けました。
今回作成したシリカゲル用ポケットの取付に間しては下の写真のようにドライボックスにM3ネジを両側からナットで固定し、ポケットを引っ掛けられるようにしました。
ポケット取付後の状態が左下の写真です。
水切り袋に入れたシリカゲルをポケットに格納したドライボックス内の状態の写真が右下です。
今回作成したシリカゲル用のポケットと温湿度計取付け用アタッチメントのSTLファイルは下記からダウンロード可能です。
商用目的以外であれば使用可能とします。
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今回は懸案であったシリカゲルの格納場所の対応をメインに書きたいと思います。
始めに水切り袋に入れたシリカゲルを入れるのに適当なケースを百均で探しましたが見つかりませんでした。
そこでシリカゲルを入れるドライボックス用のポケットを自作することにします。風通しの良さを考慮し、下図のようなデザインにしてみました。
穴部分の繰り返しパターンについては以前、携帯ケースを作成する際に行ったようにOpenJSCADあたりで作成し、3D CAD(DesignSparkMechanical)に持ってきた方が楽なのですが、今回は簡単な形状なので手打ち&コピペで入力しました。
シリカゲルポケット(CAD) |
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ABS樹脂であれば積層間の接着力が弱いのでこのような設計にはしませんが、今回は積層間の接着力が強いPETGフィラメントを使うので問題ないと思います。
サポート材無しで出力できるようにしてますが、このような形状はレイヤ毎に印刷するFDM方式のプリンタでは下図のように印刷時間がかなりかかりますが3Dプリンタを静音化済みなので気兼ねなく印刷できます^^
因みに積層幅は0.2mmで設定していますが、0.3mmに変更するとスライサーでエラーが発生しました(この程度の細かい穴形状は0.3mm以上ではg-code化できない?)。
プリント時間 |
印刷結果が下の写真です。PETGフィラメントなので糸引きだらけにならないか心配でしたが問題ありませんでした。
壁厚が1mmなので少しフニャっとていますが強度的にも大丈夫そうです。
シリカゲルポケットの出力結果 |
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ドライボックス(お米用の密閉容器)内はツルツルしているのでホルダの底面部にゴムを貼り付けました。また「中華製コンパクト温湿度計の購入」の記事に書いた温湿度計をホルダに取付けました。
ホルダ底面 | 温湿度計の取付 |
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今回作成したシリカゲル用ポケットの取付に間しては下の写真のようにドライボックスにM3ネジを両側からナットで固定し、ポケットを引っ掛けられるようにしました。
ポケット取付け用ネジ |
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ポケット取付後の状態が左下の写真です。
水切り袋に入れたシリカゲルをポケットに格納したドライボックス内の状態の写真が右下です。
ポケット取付 | ドライボックス内部状況 |
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今回作成したシリカゲル用のポケットと温湿度計取付け用アタッチメントのSTLファイルは下記からダウンロード可能です。
商用目的以外であれば使用可能とします。
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