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フィラメントの湿気対策(その3) [3D_printer]

 「フィラメントスプールホルダの製作(その2)」で書いたようにドライボックス内で運用し易いことを考慮した新しいホルダを作成したので「フィラメントの湿気対策(その2)」の記事で書いたドライボックス内のホルダと交換しました。

 今回は懸案であったシリカゲルの格納場所の対応をメインに書きたいと思います。

 始めに水切り袋に入れたシリカゲルを入れるのに適当なケースを百均で探しましたが見つかりませんでした。

 そこでシリカゲルを入れるドライボックス用のポケットを自作することにします。風通しの良さを考慮し、下図のようなデザインにしてみました。
 穴部分の繰り返しパターンについては以前、携帯ケースを作成する際に行ったようにOpenJSCADあたりで作成し、3D CAD(DesignSparkMechanical)に持ってきた方が楽なのですが、今回は簡単な形状なので手打ち&コピペで入力しました。

シリカゲルポケット(CAD)


 ABS樹脂であれば積層間の接着力が弱いのでこのような設計にはしませんが、今回は積層間の接着力が強いPETGフィラメントを使うので問題ないと思います。

 サポート材無しで出力できるようにしてますが、このような形状はレイヤ毎に印刷するFDM方式のプリンタでは下図のように印刷時間がかなりかかりますが3Dプリンタを静音化済みなので気兼ねなく印刷できます^^

 因みに積層幅は0.2mmで設定していますが、0.3mmに変更するとスライサーでエラーが発生しました(この程度の細かい穴形状は0.3mm以上ではg-code化できない?)。

プリント時間


 印刷結果が下の写真です。PETGフィラメントなので糸引きだらけにならないか心配でしたが問題ありませんでした。
 壁厚が1mmなので少しフニャっとていますが強度的にも大丈夫そうです。

シリカゲルポケットの出力結果


 ドライボックス(お米用の密閉容器)内はツルツルしているのでホルダの底面部にゴムを貼り付けました。また「中華製コンパクト温湿度計の購入」の記事に書いた温湿度計をホルダに取付けました。

ホルダ底面 温湿度計の取付


 今回作成したシリカゲル用ポケットの取付に間しては下の写真のようにドライボックスにM3ネジを両側からナットで固定し、ポケットを引っ掛けられるようにしました。

ポケット取付け用ネジ


 ポケット取付後の状態が左下の写真です。
 水切り袋に入れたシリカゲルをポケットに格納したドライボックス内の状態の写真が右下です。

ポケット取付 ドライボックス内部状況



 今回作成したシリカゲル用のポケットと温湿度計取付け用アタッチメントのSTLファイルは下記からダウンロード可能です。
 商用目的以外であれば使用可能とします。




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