ガスカートリッジ(OD缶)用スタビライザーの製作 [3D_printer]
Aliexpress で商品を閲覧していたらガスカートリッジのスタビライザー(スタンド)があったので習作の意味も込めて 3D プリンタで作ってみることにしました。
以前、下図のような CB 缶用の回転防止サポーターを作成したことがありますが今回は OD 缶用スタビライザーの作成です。
上記の製品例では正三角形の辺に添って脚が折り畳まれるうな構造ですが、折り畳んだ時にコンパクトになるように三脚式にしてみました。また、上記の製品例と違い、回転軸が水平方向なので強度的にも有利になるのではないかと思います。
脚の接続はネジ式にするか迷いましたが、ネジ式では強度が落ちそうだったのでピン固定式にしました(一度組み立てたら取り外すこともないですしね)
脚を開くと下図のようになります。3DCAD なら脚を開いた状態での OD 缶の淵のサポート部の位置を画面上で確認できるので便利ですね。
今回は可動部があったこともあり思いの外、試作回数が多くなりました^^;(特にピン留め部分)
3D プリンタで出力した部品が下図になります。フィラメントは 透明の PETG を使っています。ガスカートリッジの底面部分はあまり熱くならないと思うので PETG でも問題無いと思いますがまだ実際に使用したことはありません。
本体に脚を取り付けて折り畳んだ状態が下図になります。
ガスカートリッジの底に取付けた状態が下図です。結構きつくてパチッと嵌ります。
ガスカートリッジにバーナーも取り付けた状態での全体像が下図になります。多摩川を散歩する際にでも使ってみたいと思います。
学生の頃はサイクリングをしていたこともありアルコール式のバーナーを自作しました。カレー粉の缶と昆布茶の缶を使った二重構造でアルコールの蒸気を銅管で導いてアルコールの入った内部缶の底を熱するターボ方式(この部分で火力調整も可能)のもので、最大パワーにすると怖いくらいの火力でしたw
ガスカートリッジのスタビライザー(製品例) |
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以前、下図のような CB 缶用の回転防止サポーターを作成したことがありますが今回は OD 缶用スタビライザーの作成です。
CB 缶のサポーター |
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上記の製品例では正三角形の辺に添って脚が折り畳まれるうな構造ですが、折り畳んだ時にコンパクトになるように三脚式にしてみました。また、上記の製品例と違い、回転軸が水平方向なので強度的にも有利になるのではないかと思います。
OD 缶用スタビライザー(CAD画面1) |
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脚の接続はネジ式にするか迷いましたが、ネジ式では強度が落ちそうだったのでピン固定式にしました(一度組み立てたら取り外すこともないですしね)
脚を開くと下図のようになります。3DCAD なら脚を開いた状態での OD 缶の淵のサポート部の位置を画面上で確認できるので便利ですね。
OD 缶用スタビライザー(CAD画面2) |
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今回は可動部があったこともあり思いの外、試作回数が多くなりました^^;(特にピン留め部分)
3D プリンタで出力した部品が下図になります。フィラメントは 透明の PETG を使っています。ガスカートリッジの底面部分はあまり熱くならないと思うので PETG でも問題無いと思いますがまだ実際に使用したことはありません。
3D プリンタで出力したスタビライザーの部品 |
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本体に脚を取り付けて折り畳んだ状態が下図になります。
折り畳んだ状態のスタビライザー |
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ガスカートリッジの底に取付けた状態が下図です。結構きつくてパチッと嵌ります。
ガスカートリッジの底に取付けた状態 |
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ガスカートリッジにバーナーも取り付けた状態での全体像が下図になります。多摩川を散歩する際にでも使ってみたいと思います。
スタビライザー取付後の全体像 |
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学生の頃はサイクリングをしていたこともありアルコール式のバーナーを自作しました。カレー粉の缶と昆布茶の缶を使った二重構造でアルコールの蒸気を銅管で導いてアルコールの入った内部缶の底を熱するターボ方式(この部分で火力調整も可能)のもので、最大パワーにすると怖いくらいの火力でしたw
★追記 2022/05/30
脚が水平面で回転して開く方式の方が小型にできるのではないかと思い立ち試作してみました。下図のように同じ形状の 3 個のパーツで構成されます。
回転部の固定用ピンは3Dプリンタで作成せずにフィラメントをそのまま使用することにしました。広げた状態が下図になります。
3Dプリンタで出力した部品が下の写真です。透明の PETG フィラメントで出力しました。斜めの角度が小さいのでサポート付で出力しましたがサポート面(写真右端の下半分)は若干荒れていますね。
ピンを入れるホールは直径 2mm で設計していますが造形すると穴が小さくなるので 2mm のドリルで穴を広げました。
組立作業として下図のように回転部のホールにフィラメントを通します。
はみ出したフィラメントはニッパーで切って面合せをして両端を瞬間接着剤で固定しました。組立後の開いた状態が下図になります。
ガスカートリッジに取付けた状態が下の写真です。
実は上の写真では脚を開いた状態で空きになっているホールにフィラメントを挿して仮止めした状態にしています。そうしないと脚が引っ張られて少し伸びるのでガスカートリッジから外れ易い状態でした(仮止め状態ではパチッと嵌っています)
今回の試作を通して下記のことが判りました。
脚が水平面で回転して開く方式の方が小型にできるのではないかと思い立ち試作してみました。下図のように同じ形状の 3 個のパーツで構成されます。
回転式スタビライザー(CAD画面1) |
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回転部の固定用ピンは3Dプリンタで作成せずにフィラメントをそのまま使用することにしました。広げた状態が下図になります。
回転式スタビライザー(CAD画面2) |
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3Dプリンタで出力した部品が下の写真です。透明の PETG フィラメントで出力しました。斜めの角度が小さいのでサポート付で出力しましたがサポート面(写真右端の下半分)は若干荒れていますね。
3Dプリンタで主力した部品 |
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ピンを入れるホールは直径 2mm で設計していますが造形すると穴が小さくなるので 2mm のドリルで穴を広げました。
ドリルで穴径調整 |
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組立作業として下図のように回転部のホールにフィラメントを通します。
回転部固定用にフィラメント装着 |
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はみ出したフィラメントはニッパーで切って面合せをして両端を瞬間接着剤で固定しました。組立後の開いた状態が下図になります。
開いた状態 |
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ガスカートリッジに取付けた状態が下の写真です。
スタビライザー取付後のガスカートリッジ |
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実は上の写真では脚を開いた状態で空きになっているホールにフィラメントを挿して仮止めした状態にしています。そうしないと脚が引っ張られて少し伸びるのでガスカートリッジから外れ易い状態でした(仮止め状態ではパチッと嵌っています)
今回の試作を通して下記のことが判りました。
- 仮止めした部分はフック等で嵌るような仕掛けが必要。強度的にも強化が必要。
- 直径 2mm の穴開けと瞬間接着剤での固定で簡単にフィラメント自体を回転部の固定用ピンにできることが判ったので今後も応用が出来そう。