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ポータブルオシロ DSO150の購入(その2) [その他]

 「ポータブルオシロ DSO150の購入」の記事の最後の方に書いたDSO150の電源としてモバイルバッテリを使うための昇圧モジュールのケースを作ってみました。

 内蔵するパーツは昇圧モジュールとUSB(Micro-B)コネクタの基板です。
 まずは内蔵パーツを3Dモデル化します。(下図の左側)
 今回はレギュレータICの足まで再現してみましたw

 ケースはボディ部とキャップ部に分けました。使用した昇圧モジュールは5V入力だと0.8Aまで使えるようですがDSO150の仕様として消費電流は最大でも120mA程度(9V入力時)なので特に熱対策はしていません。

 今回は内蔵するパーツに対してはネジを使わず固定するようにしました。
 ケース本体側に基板の穴に入る突起をつけて、ケースのキャップ側から突起を抑え込むようにスペーサの柱を立てました。
 通常であればスペーサには強度を上げるために末広がりの足を付けた方がいいですが、今回はあまり力も加わらないので省略しています。

内蔵パーツ ケースボディ部


 キャップ側が下図になります。
 電源プラグケーブルは昇圧モジュールに半田付け済みなのでケース本体とキャップの勘合部にケーブル用の溝を付けることで半田付けしなおさなくてもいいようにしました。

 また、ケースボディとキャップの連結も片側を爪で固定し、逆側に1本だけネジを使用するようにしています。

ケースのキャップ パーツとの位置関係


 3Dプリンタで出力したケース部品が左下の写真です。
 結局はいつものように現物合せで削ったりして部品を格納しました ^^;;

3Dプリンタ出力 パーツ格納


 下の写真が完成したケースの写真です。判りにくいですが光っているのがネジです。
 いつもはカプトンテープ+ケープスプレーにラフト無しで出力していますが、この場合ヒートベッドに接する面にカプトンテープの境目の痕とケープの成分が残り見た目がイマイチです。

 下の写真のケースキャップの上面はラフトを敷いて出力して、ラフトを剥がした時に生じる白い部分を消すためにヒートガンで処理しています。

 実はヒートベッド用ヒーターとガラス板をかなり前に購入済みなのですが、まだヒートベッドの交換ができていません・・・
 (ガラス板にすればダヴィンチの時のようにスティック糊で固定することで出力物のヒートベッド面がツルツルになるんだけどね)

完成写真


 ebayを眺めていたら入力部にマイクロUSBコネクタが付いた昇圧モジュールがありました。何かと使えそうなので2個ポチっておきました。


★2017/12/10 追記
 ebayでDSO150の電源ケーブルとしてそのまま使えそうなUSBステップアップケーブルを見つけました。
 そのものズバリと言った感じです。200円弱なのでポチっておきました。
 この記事のように自作した方が若干安く上がるけど(でも時間が掛かる・・でもそれが楽しい)。

USB昇圧ケーブル



★2017/12/17 追記
 USB昇圧ケーブルは日本のamazonでも売っていますね(現時点での価格は799円)。
 カスタマーレビューにはDSO150で使えたとのコメントもありました。


★2017/12/23 追記
 aitendo では「昇圧機能内蔵変換ケーブル」という名称で295円で売っている。


★2017/12/25 追記
 ebayで注文していたUSB昇圧ケーブルが予想よりも早く、今日届きました。その前に注文しているプローブはまだ届いてないのに・・
 今日届いたUSB一体型昇圧ケーブルと自作(と言ってもケースだけw)のUSB昇圧ケーブルのリップルを確認してみました。
 DSO150で自身の電源の波形を見た? いぃや、モバイルバッテリーを2個使いましたw

 結果は下の写真のとおりで一体型は昇圧時の周波数が1.3KHzと予想に反して低い値でリップルの大きさは 34mVp-p 程度あります。
★2018/08/10 追記 {
 無負荷の状態では昇圧用の発信が間欠モードになっている可能性があります。ある程度の負荷をかけた状態で評価した方が良いと思います。
}

 一方、汎用昇圧ユニットを使用した自作(ケースだけw)の方はリップルが 10mVp-p で一体型の約1/3程度で、スイッチング周波数は140KHz程度でした。
 この数値を見る限りでは自作した方が電圧調整もできるし良さそうです。
 因みに一体型の方でも問題なく動作します。

一体型(ebayで購入) 自作(汎用昇圧モジュール使用)


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