ワイヤリングペンの作成 [3D_printer]
新規に回路を設計する場合はブレッドボードで確認後にプリント基板化してきました。
しかし、「超小型Z80マイコン(その9)回路図とパターン設計」の記事にも書いたように使い回したブレッドボードでは不安定な場合もあり、電源の電圧降下も結構生じるので(ブレッドボードの接点の酸化やジャンパー線の断線などによるものと推測)、汎用基板による評価環境も整えておこうかと思います。
今まで汎用基板での配線はラッピングワイヤーを使って部品面に配線して半田付けしていましたが ウレタン線での半田面での配線&半田付けも手軽なので急に思い立ちワイヤリングペンを作成してみました。
CAD(DesignSparkMechanical)で設計したものが下図になります。持ち易さを考慮して少し太めにしました。先端には以前プリント基板のスルホールの作成検討用に購入した外径1mm、内径0.6mmの真鍮パイプを装着しました。
先端の横にあるボタンはワイヤー固定用のものでこのボタンを押すとワイヤーが固定され引っ張っても出てこなくなります。このボタンの操作に関しては押した際に固定かフリーなのか少し悩みましたが日常生活においては多くの場合「力を入れると固定される」なのでそれに合わせました。
また、ウレタン線を交換する際はペン先までワイヤーを通す必要があるので、先端の固定はネジ方式を採用し取り外せるようにしてみました。
★追記 2022/12/27 {
ボタンなどの構造が判り易い様に 断面図を追加しました
}
3Dプリンタで出力し、先端に真鍮パイプを取り付けた状態が下の写真です。
ワイヤー固定ボタンの部分は再考の余地がありそうですが、とりあえずのこの状態で使ってみて問題があったら改善したいと思います。
尚、STLファイルは下記からダウンロード可能です。商用目的以外であれば使用可能とします。
[history]
*Ver 0.02 2022/12/28 スプリングパーツを10度開いた状態に変更
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しかし、「超小型Z80マイコン(その9)回路図とパターン設計」の記事にも書いたように使い回したブレッドボードでは不安定な場合もあり、電源の電圧降下も結構生じるので(ブレッドボードの接点の酸化やジャンパー線の断線などによるものと推測)、汎用基板による評価環境も整えておこうかと思います。
今まで汎用基板での配線はラッピングワイヤーを使って部品面に配線して半田付けしていましたが ウレタン線での半田面での配線&半田付けも手軽なので急に思い立ちワイヤリングペンを作成してみました。
CAD(DesignSparkMechanical)で設計したものが下図になります。持ち易さを考慮して少し太めにしました。先端には以前プリント基板のスルホールの作成検討用に購入した外径1mm、内径0.6mmの真鍮パイプを装着しました。
先端の横にあるボタンはワイヤー固定用のものでこのボタンを押すとワイヤーが固定され引っ張っても出てこなくなります。このボタンの操作に関しては押した際に固定かフリーなのか少し悩みましたが日常生活においては多くの場合「力を入れると固定される」なのでそれに合わせました。
ワイヤリングペン設計のCAD画面(その1) |
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また、ウレタン線を交換する際はペン先までワイヤーを通す必要があるので、先端の固定はネジ方式を採用し取り外せるようにしてみました。
ワイヤリングペン設計のCAD画面(その2) |
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★追記 2022/12/27 {
ボタンなどの構造が判り易い様に 断面図を追加しました
ワイヤリングペン設計の断面図 |
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3Dプリンタで出力し、先端に真鍮パイプを取り付けた状態が下の写真です。
組立後のワイヤリングペン |
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ワイヤー固定ボタンの部分は再考の余地がありそうですが、とりあえずのこの状態で使ってみて問題があったら改善したいと思います。
尚、STLファイルは下記からダウンロード可能です。商用目的以外であれば使用可能とします。
[history]
*Ver 0.02 2022/12/28 スプリングパーツを10度開いた状態に変更
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