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はんだ吸取器の製作(その2) [3D_printer]

 前回の記事で市販の安価なはんだシュッ太郎もどきと小型ポンプを使ってはんだ吸取器を自作するための3Dプリンタで出力する部品の設計について書きましたが、今回は部品を組み立てて実際に半田吸取り試験をやってみましたので状況を記録しておきたいと思います。

 下の写真は3Dプリンタで出力した部品です。試作中にフィラメントが無くなったので途中から緑色の PETG フィラメントに変えました。透明のフィラメントで作ったのがテール部品で緑色はグリップ部品です。

3Dプリンタで出力した部品


 下の写真はグリップ部品の内面です。最初は外側の面を奇麗に出力するために外面を上にして出力していましたがサポート材を取るのが大変(指にまめができた)なので途中から内面を上にして出力するようにしました。サポート材が少ない分、出力時間が短くなります。

3Dプリンタで出力した部品(グリップ内面)


 下の写真は今回自作したはんだ吸取器(以降、チュー太郎と記す)の部品です。左端のチューブはポンプとテール部品を繋ぐためのシリコンチューブです。写真以外の部品としてポンプ用のACアダプタ(12V)とテール部品に入れるスチールたわしを使いました。

★追記 2023/07/05 {
 主要部品の購入価格(送料込み)は下記の通りで非常に安価です。
  はんだシュッ太郎もどき:645円
  バキュームポンプ:573円
  シリコンチューブ 1m:117円
}
自作はんだ吸取器(チュー太郎)の部品


 組み立てた状態が下の写真です。ポンプが収まるギリギリのサイズにしたため、組立が結構大変でした。グリップはもっと長い方が握り易いので、全体的にもっと大きくした方が良かったかも知れません。
 グリップからはポンプの排気口も出ているのでシリコンチューブを排気口に繋ぎ変えれば、簡易的な掃除として吸引した半田を吐き出すことができるかもしれません。

自作はんだ吸取器(チュー太郎)完成写真1


 下は右側の写真です。右側にはネジ穴が無いことを除けば、左側とほぼ対称な形状になっています。光る部分がある場合の写真は難しいですね^^;

自作はんだ吸取器(チュー太郎)完成写真2


 実際使ってみると 110V(36W) 用のヒーターの為か、熱量が不足気味な印象を受けました。ワット数は電圧の二乗に比例するので 100V では 30W 相当だと思います。ヒーター部分を分解して25%程度に銅線を巻いてワット数を上げるハックもできるようなので気が向いたら試してみたいと思います。

 動画付きで Twiiter に投稿したメッセージを貼っておきます。




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