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デジタル式定電流放電器の制作(その11)EBL製充電池の評価 [PIC]

 ポケコンを弄っていると電池を充電する間使えなくなって不便なので予備用の充電池を購入しました。
 今までの経験から電池は日本製と決めていたのですが、先日 YouTube で見た充電池の比較テストで以外にも EBL 製の結果が良かったのです。今回は安さの誘惑に耐えられず EBL 製のものを購入しましたw

購入したEBL製ニッケル水素電池


 YouTube で見た評価をそのまま信じてしまうのもあれなので、自作の放電器ネタは久々なのですが今回購入した EBL 製電池の評価を行ってみました。放電電流は 0.5A で放電終了電圧を 1.0V に設定しました。

 また、以前作成した単4電池用のアダプタはきつかったので今回作り直しました。
 下図が、今回作成した単4電池用アダプタのCAD画面です。回転したものを切り取っているだけなので設計は簡単ですね。穴の部分に半田付け作業時に貯めていた抵抗のリードを通して電池のマイナス極が電池ホルダのマイナス側に導通するようにします。

単4電池用アダプタ(CAD画面)


 下の写真はかなり前に開発したデジタル式放電器です。右側に映っているのは単4電池を装着するためのアダプタです。

以前開発したデジタル式放電器


 下の写真は放電中の様子です。スイッチ操作で表示する電池を選択(または全チャンネル表示)が可能です。

デジタル式放電器(放電中)


 測定結果を下表に示します。この電池の仕様容量は 1100mAh ですが測定結果は仕様容量の70%弱と言ったところです。
 通常は回数を重ねるごとに眠っていた電池が活性化してくるので容量が増えるのですが、今回は3回目の測定値が電池によらず低めになりました。これは充電後に直ぐに測定したためかもしれません。1回目は購入直後に追充電していますし、2回目はすぐに放電できなかったので満充電後に時間を置いてから放電前に追充電しています。
 以前測定した百均のニッケル水素電池(VOLCANO)は数回の充放電でほぼ仕様容量になったのでお勧めかもしれません。



 それぞれの電池の放電特性の詳細を下図に示します。

 下図は1回目(購入後に直ぐに満充電した状態から放電試験実施)です。

EBL製単4電池の放電特性(1回目)


 2回目の放電で原因は不明なのですが No.2 の放電特性が暴れていますね。No.4 も後半に少し暴れています。

EBL製単4電池の放電特性(2回目)


 3回目は上記の様に早めに放電してしまいました。電圧特性を見比べると一定値の時間が短い(だらだら下がっている)のでもしかしたら既に劣化が進んでいるのかもしれません。

EBL製単4電池の放電特性(3回目)



★追記 2023/07/20
 従来使用していた TOSHIBA 製の4本の白い単4電池の容量も測定してみました。
 仕様容量が 750mAh で測定値の平均が 766mAh なので数年前に購入した(使用頻度は高くない)にもかかわらず、仕様値以上の結果でした。流石に日本製ですね。

単4 東芝製電池放電容量


 放電時の電圧/電流特性が下図になります。購入してから数年経ちますがバラツキも少ないですね。

東芝製単4電池の放電特性




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