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ポケコン(G850)用拡張ボード(EborsyEEP)でCP/M [ポケコン]

 「シリアルEEPROMでCP/M」の記事で書いたように 32MBit の EEPROM(W25Q32JVSIQ)で CP/M を起動できたので「ポケコン(G850)用拡張基板(その7)仮想画面でCP/M」の記事で書いた CP/M 起動のために使用しているメモリと SD カードを実装したシステムバス用拡張基板(Eborsy)を EEPROM 対応し、EborsyEEP を作ることにしました。

 これにより SD カードの使用制限から解放され、また相性問題も無くなるというメリットがあります。
 回路図を下図に示します。

EborsyEEP の回路図
★追記 2023/06/10 {
 間違い発見!3つのショットキーバリアダイオードの方向が逆ですね^^;
 ⇒パターン図は問題無かったので回路図のみ修正しました
}

 グランドベタ化前のパターン図が下図になります。今回は最初から動作確認用の端子を設けない小型設計にしていますが、SPI 信号だけはロジアナで解析できるように配慮しました。緑色の部分はグランドです。

EborsyEEP のパターン図(グランドベタ化前)


 下図がグランドベタ化後のトップ面のパターン図です。 GAL は PLCC パッケージにしました。トラックが結構込み合っていますね。いつものことではありますがオートルータではエラーが取れなかったのでオールマニュアルで設計しています。AIで奇麗に自動ルーティングできるようになって欲しいものですね。

EborsyEEP のパターン図(トップ面)


 下図がボトム面です。ボトム面には SRAM と シリアル EEPROM 等を配置しました。

EborsyEEP のパターン図(ボトム面)


 下図が3D表示したトップ面です。朱色の立方体は G850 のシステムバス部へ接続するコネクタです。いつの間にか aitendo さんでの販売が復活していましたが、「ポケコン(G850)用拡張基板(その10)コンパクト化(その2)」の記事で書いたように以前のものとピンの曲げ方向が逆になっているので注意が必要です(このため EborsyCompact のパターンを再利用できなかったorz)。
 PLCC の GAL 周辺には部品を実装しないことでソケットも付けられるように考慮しました。

EborsyEEP の3D表示(トップ面)


 下図がボトム面の3D表示です。ICの1番ピンの位置が揃っていませんが、配線がし易いように配置したためです。

EborsyEEP の3D表示(ボトム面)


 JLCPCB さんへ製造依頼しました。最近、また円安なので少し心配でしたが PayPal の換金レートは145.55円/$でした(今年の1月は135.70だった)



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