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ポケコン(G850)用拡張基板(その10)コンパクト化(その2) [ポケコン]

 前回の記事ではポケコン (PC-G850V)用のシステムバスに接続するメモリ&TFカードを実装したメモリ拡張ボード(Eborsy)のコンパクト化(Eborsy Compact)のパターン設計について書きましたが、製造依頼した基板が届いたので部品を実装してみました。

 PC-G850V のシステムバス端子用のコネクタは aitendo さんで販売していて品切れ状態が続いていましたが、また復活したようなので少し前に購入しました。

 しかし基板に実装しようとするとうまく入りません。開発用 Eborsy を作ったころに購入したコネクタも残っていたので並べてみたものが下の写真です。左側が古いものです。パッと見は同じですがよく見てみると千鳥状に曲げてあるピンの曲げ方が逆になっていますorz
 尚、写真では側面の溝の幅も違いますがこれはZ軸に180°回転すると同じ溝幅になります(成形の型は同じものの様です)。今回は取り合えず1個しか残っていない古い方のコネクタを使用しました。

システムバス用コネクタ(左:旧タイプ、右:新タイプ)


 部品実装後、最初は動かなかったのですが、基板を調べてみると SPI インターフェースの部分で使っているショットキーバリアダイオードのシルクが逆なため、実装も逆になっていました。回路を確認したところ問題ありませんでしたが、パターン設計画面でショットキーのデータをアップデートしたところ正常になりました。この部品のフットプリントはネットからダウンロードしたもので編集はしていないはずですがどうして逆になってしまったのか謎です。

 部品実装後の Eborsy Compact と開発用の Eborsy を並べて撮った写真も貼っておきます。今回作成した Compact の方は名前通りかなりコンパクトになっていますね^^

Eborsy Compact(左)と開発用 Eborsy(右)


 下の写真はトップ面の写真です。最初は上手く動かず半田ごてで追半田したので見た目があまり綺麗じゃないですね ^^;

Eborsy Compact(トップ面)


 下の写真がボトム面です。GAL は PLCC パッケージのものを直付けしています。

Eborsy Compact(ボトム面)


 CP/M が無事に立上り、BDS C でコンパイルもでき、 MBASIC で ASCIIART も動きました。
 しかし、PC-850V は最後の 16KB 部分のメモリを外部 RAM に切り替えることが出来ないようなので、動作しているのは 46KB CP/M であり HI-TECH C はメモリ不足で動作しませんでした。


 twitter に投稿した動画付きメッセージも貼っておきます。




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