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ワイヤリングペンの作成(その2)

 最近は Z80 を使った超小型Z80マイコンや日立製作所(現ルネサス エレクトロニクス)が開発したバイナリ互換の8ビットCPUである HD64180 を使ったHD64180Compactのワンボードを作って遊んでいます。ブレッドボードでは動作が不安定なことがあるので開発用に手配線で試作ボードを作成することがあります。

 配線の線材として以前はラッピング用のPTFE線を使っていましたが、配線作業効率化のためにポリウレタン線(以降、UEW線と記す)を使うようになりました。..
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HD64180Compact(その6)16bit乗算処理

 今回使用している HD64180 では Z80 には無かった 8bit x 8bit の乗算命令が追加されています。参考としてデータシートの乗算命令に関する部分の抜粋を貼っておきます。8bit の乗算を 17 ステートで実行できるのでかなり高速です。

HD64180 の8ビット乗算命令


 Z80 における 16bit の乗算の高速化検討..
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HD64180Compact(その5)割込み動作の確認

 前回の記事で書いたようにディバッグモニタを導入し、本記事の末尾に記載したように CP/M の起動までできました。そこで、当初の目的でもあった割込み対応について検討してみましたので記録しておきます。

 初回の記事に書いたように今回の HD64180Compact では従来(Z80PicCompact)の IORQ 信号により WAIT 状態になることに対してマスクする機能を追加しています。この目的としては
  1. 内部I/O(レジスタ)アクセス時のWAIT防止
  2. 将来追加..
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HD64180Compact(その4)ディバッグモニタ

 前回の記事で書いたように手配線で製作した開発機がハード的には動いているようなのでディバッグモニタを入れることにしました。

 GAME言語で自作した簡易モニタのGAMON入れてみたところ、ブレークが動作しない場合があるので少し悩みましたが、Z80を使用したZ80PicCompactでも同様の現象が発生することが判り、GAMONを修正し正常動作を確認しました。ブレーク機能のディバッグにはブレーク機能が使えないので机上ディバッグですw。
 ついでにHD64180でも使える..
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HD64180Compact(その3)MBASICでASCIIART

 HD64180 と USB 機能を有する 20 ピンの PIC を使った 3 チップ構成のボードの開発の続編です。
 前回の記事でジャンプ命令によるループができたことを書きましたが、後述するように Hello 表示と HexLoader も動いたので「CP/M-80でのBIOSエミュレートによるMBASICの起動」の記事で書いたように CP/M の BIOS をエミュレートして MBASIC を起動し ASCIIART を動かしてみました。
 今回開発の HD64180..
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HD64180Compact(その2)開発機完成

 前回の記事で書いた HD64180Compact の構想での開発用基板(以降、開発機と記す)が完成しました(下の写真)。自作のワイヤリングペンを使ってポリウレタン線で結線しています。
 赤いフッククリップは PIC 書込み用の PICKit3 を接続するためのもので、接続用の PIC に被せるピン台を今回作りました。動作確認するのに必要最小限の信号を中央のピンソケットから取り出し、ロジアナに接続しています。下側で接続されているのは USB ケーブルでボードへ給電とパソコン..
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HD64180Compact(その1)構想

 X(旧Twitter)のタイムラインで日立製の Z80 系 CPU である HD64B180ROP が共立エレショップさんで販売されていることを知り2個確保できました。

入手した HD46B180ROP


 パッケージは 64 ピンのシュリンク DIP なので秋月さんからシュリンク DIP のソケットと 1.778mm ピッチの汎用基板を購入しました。

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