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GAME言語で作った簡易モニタ(Gamon) [Z80]

 GAL を使ったコンパクトな Z80 ボードである Z80GalCompact の開発時に GAME言語で作った簡易モニタ(Gamon)について「Z80GALの構想(その4)簡易モニタの製作」の記事で書きました。その後、ブレーク機能の追加等を行い、Z80 の新基板開発時に利用したいと思っていました。

 今回、20 ピンの PIC を使った超小型の Z80PicCompact を開発中なのですが、Gamon を移植する際にブレーク機能の部分やヘキサファイルロード機能の部分のマシン語の部分の結合度が強く、移植し辛かったのでブレーク機能部分は GAME言語側のソースに埋め込み、ヘキサファイルロード部分も整理して移植が容易なようにしました。ブレーク機能部分のマシン語はメモリ展開後、GAME言語でリロケートしました。

 Gamon の特徴としては
  • マルチステートメントに対応しており、更にコマンドの登録機能があるので同様な操作の繰り返しが容易
  • GAME言語が動作している環境であれば移植は容易(なはず)
  • GAME言語で記述されているので改造し易い
等です。

 操作例等は上記の記事を参照して頂きたいと思いますが、このページにも起動画面を貼っておきます。

Gamon 起動時の画面


 上記のようにヘキサファイルロード部分のみはアセンブラソースになっています。この部分のアドレスは環境依存であり、アドレスを変更する場合にはGAME言語のソースの

   10050 ;=C="R" >=$8580 / #=11000

の部分のコール先も変更する必要があります。
 また、ヘキサロードのソース内の先頭でコンソール入出力ルーチンのアドレスを定義していますのでこの部分も環境に合わせて変更する必要があります。

 Z80 のモニタのソースはネット上を探せば結構見つかるので必要と人は稀有だとは思いますが、下記のリンクからソースファイルをダウンロード可能です。商用目的以外であれば使用可能とします。

[改版履歴]
Ver 0.04d 2024/02/29
・dump表示で画面乱れが生じることがあるバグ修正
Ver 0.04c 2024/02/27
・IN/OUT命令でのI/Oアドレスを16bitに対応(HD64180対応)
Ver 0.04b 2024/02/26
・ブレークが掛からない場合があるバグを修正
・ヘルプ表示を'?'に変更


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