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中国製オルガニートの購入(その2) [MusicBox]

 オルガニートがあると演奏用テープを自作したくなりますねぇ
 前回の記事でYouTubeにあった「オルガニート編曲方法 [入門~上級] かえるのうた」の内容を基に編曲までできたことを書きましたが、今回は現時点で発見できた最も簡単な中国製オルガニート(30 note)用の自作テープの作り方についてメモしておきます。

 使用するツールは MusicBoxManiacs のwebサイトで利用できる環境です。

  1. テープ材料の用意
     オルガニートに添付されていた生テープの厚さは 0.35mm(実測値)なので前回の記事では 百均 で見つけた「工作用紙」 320x450mm 厚さ:0.40mm(5枚入り) が使えそうと書きましたが、パンチデータをプリンタで印刷する必要があるので百均で見つけたA4サイズ 寒色系特厚模造紙(20枚入り、厚さ:0.16mm)を2枚重ねで使うことにしました。
     2枚重ねで厚さが 0.32mm になるので丁度いい厚さになります。接着用の糊はなんでもいいのですが手持ちにあったスプレー糊(下の写真左側)を使いました。

    テープ材料の模造紙

  2. テープ化する音符データの作成
     MusicBoxManiacsでテープ化したい音符を作成します。適宜再生して確認できるので試行錯誤的に効率よく作成できます。
     また、現時点の状態をセーブ可能で過去の状態に戻ることもできるので大胆な変更も気兼ねなくできます。
     下図は編集画面例です(右上にハンドル名が表示されていますがハンドル名をwcinpからskyriverに変更しました)

    音符データの編集画面

  3. 音符データのPDF出力
     作成した音符データをPDFファイルとして出力します。
     MusicBoxManiacsでは公開されている音楽についてもテープ作成用にPDFをダウンロードできますので 30note のオルガニート用のテープ作成データの宝庫と言えます。

    PDF出力例

  4. PDFの印刷
     上記1項で用意した模造紙に印刷します。プリンタでPDFファイルをそのまま出力するとテープ幅が 65.15mm(添付されていた生テープの幅は 70mm)だったのでプリンタの設定で 1.07 倍に拡大してプリントしました。
     印刷後、裏側に糊でもう一枚を重ね合わせて接着します。模造紙は色付きなので表面と裏面の色を色々変えて色の組み合わせも楽しめます(下の写真では白っぽく見えますがライトグリーンの模造紙に薄紫のものを張り付けました)。

    模造紙に印刷

  5. 切抜き、連結後穴あけ
     後は印刷に沿ってテープを切り抜き、1本に繋げます。テープの連結はマスキングテープを使いましたが、演奏時に繋ぎ目で回転が重くなるのでマスキングテープより薄いセロハンテープメンディングテープで連結した方がいいかもしれません。
     下の写真は穴あけまで完成したテープです。

    完成したテープ



 以上が自作テープの作り方の簡単な説明になります。MusicBoxManiacs のサイトでは PDF 以外に DXF形式のファイルへの変換もできるので大きなCNCルーターがあれば穴あけまで自動でできます(私のCNCミニルータやレーザーカッターは小さすぎて難しい)

 最後に YouTube にあった「オルガニート編曲方法 [入門~上級] かえるのうた」の内容を基に「赤い花白い花」という曲を生まれて初めて編曲し、実機で演奏したものを貼っておきます(そのうち削除するかも)
 つなぎ目で回転が重くなる(セロテープメンディングテープ※1で連結すれば改善されるでしょう)こともあり一定速度でゆっくり回転させるのは結構難しいです。
 また、録音も手回しの音が入ったりで何回かリトライしました。

※1 セロテープは経年変化で接着剤がベトベトになるのでメンディングテープがいいようです。




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