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ロボット掃除機LAQULITO(CZ-905)用電池ホルダーの製作(その2) [3D_printer]

  ロボット掃除機LAQULITO(CZ-905)用電池ホルダーの製作 で紹介したロボット掃除機ラクリート用電池ホルダですが9ヶ月程度の間毎日使っていて特に問題は起きていません^^
 しかし、昨日掃除開始スイッチ押して(通常は定時刻に自動起動なのですが土曜日だったので手動で起動)外出して20分位して帰ってきたら充電ステーションに戻ろうとしていました^^;

 電池の仕様は1000回充電可能なので(9ヶ月間毎日使用でもまだ270回程度)まだまだ大丈夫なはずです。
 ラクリートでは12本の電池を直列接続して使用しており、一定電圧以下になったら帰巣動作に切り替わる制御をしているはずなので電池がアンバランスな状態になり特定の電池の電圧が速く低下している可能性があります。ラクリートの充電方式は定電流で一定時間充電する方式(デルタピークカット方式ではない)のようなので電池のメモリ効果による不完全な充電が原因ではないと思われます。
 このような場合には一度(数回)放電しきることである程度バランスを戻すことが出来る場合があります。そこで デジタル式定電流放電器 を使って電池の状態を確かめてみました。^^

 はじめにラクリートでの充電を中断し、固体識別のために電池に1~12の番号を書いてから放電電圧特性(放電電流:0.9A、終止電圧:1.0V)を確認してみました(下図)
 他と比較し、V1だけが放電が早く完了し、予想通りアンバランスな状態になっていることが確認できました。

充電中断後の放電特性


 次に電池毎に充電器を使って一旦フル充電してから放電特性を測定してみました(下図)
 結果としてV1は他の電池と同様の状態になり、全体としてもほぼバランスが取れた状態に復活できました。

フル充電後の放電特性



 このときの放電容量をグラフ化したものが下図です。アンバランスの原因であったNo1の電池については容量的にも他と同等となっています。
 また、若干のバラつきはあるものの全ての電池が仕様容量(2100mAh)の90%以上であることが確認できました。

フル充電後の放電容量


★2015/09/23 追記
 本日(シルバーウィークの最後の日^^;)散歩前にお掃除開始ボタンを押し、1時間後に帰宅したらまだお掃除中でした。お掃除開始から約70分後に帰巣モードになり、充電ステーションに向かったので電池はすっかり回復したようです^^
 自作電池ホルダーでニッケル水素電池を使うことでアンバランス時の対処も簡単でいいですねぇ^^
 電池パックの場合、バラしてまでバランス調整する気にはなかなかなれませんw

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コメント 2

悩みくん

cz905バッテリー純正品は、一瞬しか動きません。原因を推測することができますか。
by 悩みくん (2017-07-10 23:08) 

skyriver

 電池パックか本体側かいずれかに原因があるものと思いますが、電池側が原因であると仮定した場合、説明書にもあるようにACアダプタを本体側に付けた状態で充電してみてはいかがでしょうか?

 それでも駄目なら電池パックを購入するか電池ホルダを作って乾電池を繋ぐかしてみてそれでも駄目なようであれば本体側が原因ということになります。

 テスターや容量測定できる充電器/放電器があればもっと状況を調べられますがこれらの機器を持っている人は自分で調べるでしょうしねぇ。

by skyriver (2017-07-10 23:42) 

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