SSブログ
English Version

MSX1(CF1200)の購入(その1)カーリッジケースの作成 [MSX]

 最近、Twitter では MSX3 の話題で賑わっています。私は MSX の実機を弄ったことは無いのですが CPU が Z80 なので興味が沸き、MSX1 の初期の頃の機種である National 製 CF1200 の中古をマニュアル&箱付きで購入してみました。

購入した MSX1(CF1200)


 基本的な機能しか試していませんが動作上の問題はなさそうです。
 しかし、これだけでは内蔵 ROM から起動する BASIC で遊べるだけで他に何もできません。そこで、ROM を実装できる カートリッジ用基板が安く販売されていたので購入してみました。

カートリッジ用 ROM 実装基板


 これを使えばモニタプログラム等作り、カートリッジから立ち上げることが出来るようになります。
 基板が剥き出しの状態では扱いづらいのでカートリッジのケースを作ることにしました。ネットで探すとケースのSTL ファイルがいくつか見つかったので上記の基板が取り付けられそうなものを選び、3Dプリンタで出力してみましたが、丸ピンソケットで実装した ROM がつかえてうまくケースに収まりませんorz

 そこでケースを自作しようと思いましたがケースのサイズ情報がフルセットで記載されたサイトまたは資料が見つかりませんでした^^;
 下記のサイトの情報とネットで探した STL ファイルを参照してカートリッジのケースを CAD で設計してみました。

 作成したケースの CAD 表示が下図になります。ROM の部分は窓で外に出し、ROM の上面がケースの外側と面一くらいになりギリギリで収まりました。

カートリッジ用ケース(CAD画面)


 3Dプリンタで出力した結果が下の写真になります。若干お焦げが発生していますね^^;

カートリッジ用ケースの出力結果

★追記 2022/08/30 {
 フィラメントの流量調整やヒートブロックへのシリコンカバー装着等により焦げ問題はかなり改善されました。
}
 基板を嵌め込むと下図の様になります。基板は下側のホールで固定されていますが、これはコナミ仕様のサポータの位置だと思います。

カートリッジ用ケースと基板


 下の写真は3Dプリンタで出力したケースに基板を格納し、蓋をネジで固定した状態の様子です。

完成したカートリッジケース


 CF1200 のカートリッジスロットに入れてみましたが問題無さそうです。


★追記 2022/08/12
 何か新しいことをやってみようと思い、カートリッジシェルのSTLファイルを BOOTH にアップしてみました。


★追記 2022/08/30
 BOOTH ではカートリッジケースのSTLファイルでは無く、3Dプリンタで出力したケース自体を販売することにしました。


[TOP] [ 前へ ] 連載記事 [ 次へ ]

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー