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ニクロム線樹脂板カッター [その他]

3チップ構成Pic24CPMマイコン(CP/M起動までの作業まとめ)」の記事で書いた3チップ構成のCPMボードのケースを検討中です。
 いつもは3Dプリンタでケースを作っていますが、表面処理などをしないと見た目がイマイチなこともあり、趣向を変えてLED表示部や基板自体も見えるように透明の樹脂も使おうかと考えています。

 濃い色のついたアクリル板であれば、レーザーカッターで切断できるのですが着色していないアクリルはカットできません^^;
 CO2レーザーカッターが欲しいところですが、中華製でも結構な値段がします(アクリルをスパスパ切断できる環境があればどれだけ工作範囲が広がることか)
 また、アクリル自体は3Dプリンタで使うABS樹脂に比べたら値段が高いです・・

 百均でこんなものを見つけたので買ってきました。原料樹脂はスチロール樹脂と書いてあります(ほんとは曲げ加工していない板をそのまま売ってもらった方がありがたい)

ディスプレイスタンド


 平面の板部分の材料取りするためにノコギリで切ってみたら摩擦で樹脂が溶けるので結構大変でした。また、強く抑えた状態で擦れたため、抑えた部分に無数の傷が付いてしまいました^^;
 ヒートガンかアセトンで細かい傷が消せるか後で試してみたいと思います。

 カットするだけだったら直径0.2mmのニクロム線が手持ちであるので簡易的なカッターを作ってみました。
 部品は全部手持ちの物(しかも百均からの購入品w)を使い、木板とMDF合板と定規を両面テープで一体化してみましたw

 ニクロム線は熱くなると少し膨張するのである程度テンションをかけた状態にしておく必要があります。
 部屋で周りを見渡すと金属製の定規が目にとまったというわけですw

シンプルな樹脂板カッター


 ニクロム線の部分の拡大が下の写真です。
 安定化電源で3.3V給電時に1.47A程度の電流値(5W弱)でニクロム線がほんのり赤くなります。
 樹脂の板をあててゆっくり動かすと切れていくのでノコギリで切るよりかなり楽です。冷えると固まるので切り終わっても板自体はくっ付いたままですが、力を加えると簡単に分離しました(でも細かい形状のカットは無理だと思います)

 平板の切出しが出来たので次はCNCで加工する予定です。

★2018/06/05 追記
 「3チップ構成Pic24CPMマイコン(その2)ケース作成」の記事にDesignSparkMechanicalとEstlcamを連携させてCNCを使ったケース作成の状況を記載しました。

ニクロム線部の拡大


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