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CNCミニルーターの購入(その3) [CNC]

 前回の CNCミニルーターの購入(その2) に後で追記したようにスピンドルの回転数が 500rpm 程度でかなり遅かった(でも静かだったw)ので安定化電源から給電し電流制限調整で回転数を上げていくと 900rpm あたりから音が大きくなったので状況をもう少し調べてみました。

 まず、モーターから Vカッターとシャフトカップラー(連結用金具)を外した状態でモーターを手で持って回転させるとそれなりに音はしますが割合静かです。
 ということはVカッターを付けた状態では若干のブレがあるため振動がおこっている?
 Vカッターを付けた状態で回転数を上げていくとVカッターの先端を見ると若干(0.3mm程度?肉眼では良くわからない)ブレているようにも見えますが振動が多くなったというような感じはしません。

 最初はパソコン操作でモーターON/OFFをしていたのですが、基板上にあるモーター用のON/OFFスイッチで OFF にしたところ、パチっと音がしてその後モーターが回転しなくなってしまいました orz

 コントロール基板上にあるモーター用電源のスイッチが壊れた様です・・・
 下の写真がコントロール基板の部品面ですが、右下にあるスイッチがモーター電源用です(その上のスイッチはステッパー用電源スイッチ)
 テスターで確かめてみましたが確かにONにしても導通状態になりません。

コントロール基板(部品面)


 下の写真はコントロール基板の半田面です。半田くずが付いていたり、かなりイマイチな状態です。壊れたスイッチのところは交換のため半田吸引しています。
 目視で危なそうなところは綺麗にしておきました。

コントロール基板(半田面)


 壊れたスイッチを外し、分解してみると接点部分の金具(下の写真の右上)が焼き切れていました。

壊れたスイッチの分解結果


 この基板で使用されているスイッチはなんと以前 amazon で購入したスイッチと同じもので大量に持っています。
 スイッチのON抵抗を計ってみると 0.1ohm 程度あり、とても数アンペア流れるところに使えるものではありません・・・
 特にモーターがON状態でのスイッチ操作は厳禁です(スイッチが完全にONになる直前の抵抗値が大きい状態ではエネルギーがスイッチに集中するため)
 本来ならもっと電流容量の大きいスイッチと交換したいところですが DIP型スイッチは同じようなものなので今回は交換だけ行い調整作業を続けたいと思います。

amazon で買ったスイッチ


 コレットを付け直したり、Vカッターを変えたり、いろいろやってみましたがVカッターの先端のブレは若干よくなったような気もしますが回転時に静止しているような状態にはなっていません。
 そもそもVカッターの先端がさらに斜めにカット(0.1mm)してあるので肉眼では良くわからない・・・

 ブレ具合の評価&エンドミル交換が楽になるようにチャック式に変えたいのですが、モーター側の 5mm シャフトに合うコレットやチャックが ebay でも中々見つかりません・・
 やっと1つ見つけポチりましたが例のごとく、到着までには時間が掛かるので気長に待つしかありません。

 エンドミルもまだないのでVカッターで試すしかないのですが、MDF合板に文字を刻印してみました。
 モーターの回転は 前回の記事 では 900rpm 以上では音がうるさくなると書きましたが更に回転を上げると一旦落ち着く状態になったので 1420rpm(無負荷時 10.5V、1.76A)にして刻印して見ました。
 モーターの仕様通り 24V にしたらどうなるのかは怖くてまだやっていませんw(その前に先ほど交換したスイッチが焼き切れるかも)
 剛性がそれほど強くないこのキットにはこのモーターは強力過ぎるような気がしてきます(でもきちんと調整すれば問題なく動く?)

 G-code は 前回同様 Easel で作成しました。刻印の深さは 0.8mm です。

Easel で文字データ作成


 grblControl で読込むと下の画面になります。

grblControl 画面


 結果が下の写真です。斜めの線が入っていますが調整段階のものなので気にしないでくださいw
 Vカッターでも底が結構平になるもんですね。

MDF 合板刻印結果


 今日は切削屑掃除用に amazon でポチった小型ハンディクリーナーが届きました^^
 エンドミルが届くのが待ち遠しい・・・・・・

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