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CNCミニルーターの購入 [CNC]

 かなり前から気になっていた CNC ですが、だんだん安くなってきたのでゴールデンウィーク用に安価(約22,000円)な CNCミニルーターを ebay でポチりました ^^
 購入した CNC の商品名は「3-Axis Mini CNC Router Engraver PCB PVC Milling Wood Carving Machine DIY Set Kit」です。
 思惑どおり、ゴールデンウィーク前に届きました ^^/

 今まで ebay で購入した レーザーカッターデルタ式3Dプリンタ は ミニCD 付きでソフトも添付されていましたが、今回の CNCルータ には CD が添付されていませんでした(組立マニュアルすらない・・)。

 ネットでは部品単位で購入してCNCを自作している人もいるのでオープンソースを利用して環境を自分で構築する覚悟でした。組立マニュアルもないので ebay の商品写真や YouTube で見つけた組立説明動画(部品構成があちこち違うけど)を見ながら組み立て始めていました。
 ネットで同じようなキットを購入し、販売者にメールして組立説明書とアプリケーションを入手したという例(普通はそういうものなのかも)を見つけ販売者にメールで問い合わせたところ、翌日には販売者から ebay に登録してあるプライベートメール(gmail)宛に送ったとのメールが届きました。

 しかし、gmailの方には何も届きません。もう一回送ってもらいましたが同様に届かなかったので違うメールアドレスに送ってもらいやっと届きました。
 入手するための URL を連絡してくるのかと思っていましたが、組立説明書とアプリケーションのファイルが添付された何十メガのメールで、なるほどメールサイズでgmailでは受け取れなかったのかぁ と納得しました。
(urlだけの連絡なら ebay のメールで教えてくれてもいいようなものだけど、配布権に関わる問題なんかがあるのかと思ってたw)

 このキットは構造的にはすごく単純でしかもZ軸部分はほぼ組み立て済みの状態ですがレールシャフト等の取り付け位置が固定されていない(自由な位置に取付けられる)のでスムーズに動くように微調整が必要です。
 また、スペーサを入れないとネジが締まらない部分やアクリル板の穴が基板に合わないので穴を開ける必要がある等、キットとしてこなれていない部分もあります。(部品を自分で集めて自作するよりは遥かに楽なんだけどね)
 今まで購入したレーザーカッターや3Dプリンタのキットよりも組立の難易度が高いです。
 スペーサー等は3Dプリンタですぐに作れるので大助かりでした。

 下の写真が完成した状態の写真です。

完成写真(前面) 完成写真(背面)


 送られてきたソフトは grblControl でまずはこの環境で試してみました。
 3軸の動作はOKでしたが、スピンドルモータをONにしても間欠的にしか回りません ^^;
 スピンドルモータ用のAC電源を確認したら商品説明では24V5Aですが送られてきたものは12V3Aでした。orz
 とりあえず手持ちにあった 19V3.95A(以前使っていたノートPC用のAC電源)で代用しています(でも回転数が遅い感じがする)。

 送られてきた grblControl は G-code を解析してCNCへ送るものなので、G-code を作成する環境が必要になります。
 CADとしては Inkscape や JW-CAD を使って G-code に変換する方法があるようですが、G-code 出力機能付きCADである Easel を使ってみました。

 初めてのCNC動作としては 100均で買ってきた 100mm x 100mm x 6mm のMDF合板(6枚セット)に1辺が1cmの正方形を1mmの深さまで削ってみました。
 スピンドルの回転数が低いので加工対象の材質が MDFですがアルミの設定に準拠した設定で試しました。

 左下が Easel で元図を書いている画面で右下が Easelで作成したG-codeを grblControl で読込んだ後の画面表示です。
 手元にはまだ エンドミルがなく(エンドミルセットをAmazonでポチリ済み)、CNCキットに添付されていた Vカッターを使っています。

Easel 画面 grblControl 画面


 下の写真が刻印結果です。

MDF合板正方形刻印(深さ:1mm)


 CNCがあるとやはりプリント基板を作ってみたくなりますが、ガーバーデータを G-code に変換する環境が必要になります。
 ネット情報では Gynostemma を使っている人が多いようですが、Gynostemma のリンクをクリックしてもリンク切れで繋がりません。
 ガーバーデータを G-code に変換できる良さげなツールを見つけましたが続きは次回に書きます。

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