SSブログ
English Version

今年も最後の日ですね [日記]

 早いもので今年も最後の日となりました。

 今年を振り返ってみるとGAME言語からの展開としてPIC24FJ上で動く独自言語 picle のインタープリタを製作し、更にセルフコンパイラ化しました。

 その後、PIC24FJを使った四足ロボットを作りはじめましたが段々時間が取れなくなり、まだ製作途中です。^^;
 年末には ebay での通販に目覚め?格安のレーザーカッターを購入し色々遊んでいます。
 これからもマイペースで続けていければと思います。

 それでは皆様、よいお年を・・・

電子部品チェッカーの購入とケースの作成 [購入]

 Amazonで中華製の格安な電子基板を売っていますが注文してから品物が届くまで十数日かかります。でも送料込みで信じられないくらい低価格なものが沢山あります。
 ebay ではこのような中華製の格安なものが更に沢山あります。届くまでの時間もAmazonの中華製のものと同等のようです。

 コンデンサの容量やコイルのインダクタンス等を測定できる部品チェッカー?をebayで購入してみました。インターネットで探してみると同様なものを購入されてブログに書いている方が何人かいるようです。Amazonのカスタマーレビューにはコントラスト調整や校正の方法が書かれています。

★追記 2016/12/13
 LCR-T4 で検索すると山のようにヒットします。

 2016年12月1日に注文し、今回は割合早く12/11に届きました。お値段は送料込みで722円(Amazonより安い)でした ^^
 ボタンを押すだけでコンデンサやコイルやダイオードの特性を確認できる魔法のような(しかも安い)チェッカーです。入力の3ピンに対してどのような接続でも大丈夫なようです。
 

部品チェッカー


 基板がむき出しの状態では使い辛いのでケースが欲しいところですが通販サイトではレーザーカッターで切り取ったようなアクリル製のものがほとんどです。アクリル自体が高いのでケースの値段はチェッカー本体とほぼ同じくらいです。
 材料費の点では3Dプリンタで使うABS樹脂はアクリルよりは安いし、3Dプリンタで作った方が自由度が高いです(でも出力に時間が掛かる^^;)

 ケースを設計する上でチェック対象の部品を取り付けるゼロプレッシャーソケットのレバー部分の扱いが悩ましいところです。
 コンパクト性を考慮しつつ、次のようなケースにしてみました。

ケースの外観 ケースの構造


 3Dプリンタで出力した部品が左下の写真です。ケースの上面は3Dプリンタのヒートベッドのガラスにあたっているツヤツヤな部分にしたかったので分割して出力しています。サポート材は取り除くのが大変なので使わずに出力できるようにしました。
 3Dプリンタの出力は時間が掛かるので一体型ではなく複数の部品で構成しています(失敗しても部品単位で変更できる)。接着剤を使う部分もありますがケースの上部及び基板はネジ止め方式です。

 購入したチェッカーは電池ホルダがついていましたが電池ソケット付きのものもあるので汎用性を持たせるため電池ホルダは固定せず格納する空間だけ設けました(緩衝材等を詰めて固定する方式w)。
 LCD表示窓の部分は右下の写真のように 100均 で買ったポリプロピレンのパネルを張りました。

出力したケース部品 LCD窓の処理


 完成したケースが下の写真です。まぁ個人で使う分には十分ではないでしょうか?
 ケース上面を上からネジで固定すると目立つと思ったので今回は横からネジ止めする方式にしましたが、やはり上部構造の部分は上からネジ止めした方がよさそうですw

部品チェッカー


 STLファイルは下記からどうぞ(営利目的以外であれば自由に使ってください)

電子部品チェッカーケースのSTLファイル

レーザーカッターの購入(その2) [LaserCutter]

 前回の記事で書いたレーザーカッターについてインターネットで探しても日本のWEBサイトには同様なキットを買ったという情報が見当たらなかったので状況と添付されている制御ソフトの機能についてメモしておきます。

 コントロール基板には2個スイッチがついていて添付されていたミニCDに画像ファイルで中国語の説明が書いてありましたが意味不明でしたw
 1つはステッピングモーターへの電源供給のON/OFF(押した状態でON)でACアダプタをつないだ状態でもOFFにすると手でレーザーユニットの位置を変更できるようになります。
 もう1つのスイッチはONにするとレーザービームが弱く出る状態になるのでビーム位置の確認が楽になります。

 レーザーユニットはピント調整できるのですがいくら調整してもビームの形状が線状(長さが約 4 mm)でスポット形状になりません。
 円形をテスト刻印してみると線状方向にボケることはないのでビームのパワーは1点に集中しているようです。でもピント合わせがやり辛い・・
 ビーム形状の調整方法について販売元に問合せ中で何回かメールでやり取りしていますがまともな回答が来ていません。^^;;

★2016/12/12 追記
 販売者から「ビームの形状は調整できない」という回答が来ました。最初からそう言ってくれればいいのに・・・


ビーム形状



 ダイソーから買ってきた板材(桐)にテスト刻印したものが下の写真です。

テスト刻印



★2016/12/17 刻印サンプルを追記
 刻印具合は対象物にも大きく依存します。切った抵抗の足等を入れて再利用するために使っているケースの蓋に刻印してみました。

刻印サンプル



 組立キットのCDに入っていた制御ソフトには3つの機能があります。機能的にはそれなりに充実していますが少し不安定です。
  1. ピクチャ機能
     2値化データを刻印する機能で画像ファイルを読み込んで二値化し刻印する機能です。二値化のスレッショルドは6通りの中から選択できるようになっています(スライドでスレッショルドを決められる方が便利と思う)。
     また、テキストを入力し、フォント種別やサイズ指定して刻印することもできます。1ドットのサイズやビーム照射時間も変更できるようになっています。

     しかし、レーザーユニットの制御は供給電源のON/OFFで行っている(レーザーユニットと制御基板は電源ラインのみで接続されている)ため、ドットを打つ毎にX軸方向の動きが止まり、刻印するのにかなり時間が掛かります。照射時間指定にも依存しますが1~2ドット/秒程度の速度なので小さな図形でも10分以上掛かります。

    ★23016/12/18 追記 {
     [Grbl Settings」のタグにある「step idle delay,msec」の項目が 250 になっていましたが 50 に変更したら 8ドット/秒程度になり、初期設定の時より数倍早くなりました。
    }

     PWM制御などでビームの強弱制御していないため、YouTube等でよく見るようなビームを水平に動かしながらスラスラと刻印するようにはなりません。写真のようなグレースケールの刻印もできません。
     また、500 mWのレーザーユニットを前提としているためか、ビーム照射時間を最短にしても木材に刻印すると濃すぎる傾向があります(ピント調整をきちんとすれば改善されるかもしれませんが)

     画面左側にあるカーソルボタンでビームの移動およびON/OFF制御ができます。以降の機能でもそうですが刻印開始時のビーム位置が原点として扱われます。
     また、フォント指定する際にアプリが固まることがあります。^^;

    ピクチャ機能

  2. NC送信機能
     上記のピクチャ印刷機能のようにドット印刷するのではなく、ビームの移動データに従って刻印(カット)する機能です。線での描画なので比較的短時間で刻印できます。
    • NC ファイル読込機能
      GCode等の NCファイルを読込んで刻印する機能です。対応しているファイル種別は未確認です。
    • ピクチャ読込機能
       ピクチャファイルを読込んで刻印する機能で Full Mode(黒塗り部分は横線で塗りつぶしたようにビームが動く)と Cutting Mode(アウトラインを抽出しビームが動く)の2つのモードを選択できます。
    • テキスト機能
       入力したテキストを刻印する機能でフォント種別やアウトラインか塗りつぶしかを選択できます。

    NC送信機能

  3. クイック刻印機能
     入力したテキストを刻印します。刻印される文字はアウトライン(縁取り)ではなく、ラインの組合せで文字が表現されます。制御ソフトのfontディレクトリ内にあるベクトル形式のフォントデータを使っているようで フォントの選択はできません。(当然漢字には未対応)
     また、スペースを入力しても無視されます ^^;

  4. クイック刻印機能


[TOP] [ 前へ ] 連載記事 [ 次へ ]

レーザーカッターの購入 [LaserCutter]

 以前から気になっていたレーザーカッターを購入してみました ^^

 購入したのは中華製で激安の DIY 2000MW Mini Laser Engraving Machine Laser Engraver Cutter Printer 17*20cm でebayでの購入になります。
 2016/11/16 に注文し、12/3にヤマト運輸から届きました。途中で販売業者からChinese characterで日本名を教えて欲しいとのメールがあり(ebayに登録した住所と名前はアルファベット表記)、不思議に思いながら連絡しました(使用コードはunicode)がヤマト運輸の送り先が住所も名前も漢字で書いてあったので納得しました。

 仕様概要は
  • Equipment size: 310mm * 260mm* 205mm (L * W * H)
  • Engraving area: 200mm * 170mm
  • Laser Power: 2000mw
  • Laser Power Supply: 12V
  • Input voltage: 12V
  • Number of axes: X axis, dual Y-axis
  • Accuracy: 0.1MM
  • Main features: low light positioning, engraving preview, gray sculpture, contour carving, entity carving

 購入価格はタイムセール中で送料込みで 22,246 円です。(2000mWでこの値段ならかなり安いのでは?)
 Y軸側ステッピングモーターが1個構成ならもっと安いものもありましたが、Y軸のモーターは2個の方が安定しているものと思います。
 送られてきた部品の写真がこれです。

部品の写真


 ミニCDが同封されていましたが、組立方法が書いてあるワードファイルが開けず焦りました。ファイル名を中国語からアルファベットに変更したら開けるようになりました。
 でもファイルを開いて見たら説明で書いてある部品が送られてきたもの(ebayで見たものと同じ)と違い、まぁ激安なのでこんなものなのかな~といった感じでした。
 構造自体がシンプルなのでebayの商品説明にあった全体写真も参考にしながら組み立てました。ボルトのスペーサーが3通りの長さのものが入っていましたが説明書上はどこにどれを使うかの説明も無く、また部品数が足りているのかのチェックもままならない状態でした。
 最初に全体写真を見ながらここにこの部品を使えば数が足りるという組立シナリオを考えてから組み立てたので結構時間がかかりました。説明書が適切であれば1時間半もあれば十分組み立てられたでしょう。
 組立後の写真が下の写真です。

完成写真(色々調整中)


 構造自体はよく考えられているという印象です。このキットの部品のような分厚い透明アクリル板をスパスパ切れる環境があったらなぁ~と憧れてしまいます(今回購入した青色レーザーでは無理)
 またミニCDに入っていたソフトは英語メニューなので助かりました(でもたまに固まったりして少し不安定です^^;)。
 今回の組み立てで独自に施した対処は
  1. X軸の動きが渋い
     下側のベアリング(ローラー)を取り付ける穴を下側に若干広げ長孔にしたことでスムーズな動きになりました。
  2. Y軸ステッピングモーターのコードの束線用穴追加
     ステッピングモーターはコスト削減のためかコネクタ無しで細いコードが直に出ていて延長用のコードが繋がってる状態です。
     Y軸が動いてもステッピングモーターからの細いコードが動かないようにタイラップで固定しました。近くにタイラップを通す穴が無かったのでモーターを固定している6.5mmのアクリル板にタイラップが通せる穴を開けました。当然制御基板側のケーブルもタイラップで固定しています。

 3Dプリンタと違ってレーザーカッターは静かなので夜でも気兼ねなく使えていいですねぇ。少し煙いのでこれからの寒い時期にはつらくなるかもしれませんが・・・w

[ 前へ ] 連載記事 [ 次へ ]