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Z80GALの構想(その12)ハードステップモニタ [Z80]

 部品などを整理していたら数十年前に作成したWait信号を用いたZ80をステップ動作させるツールが出てきた・・懐かしい。ラッピング用のソケットで基板に実装されたZ80に接続すると言うなんとも豪快なツールです。

 74LS123でwait信号の発生タイミングを取り、アドレスバス及びデータバスの状態をそれぞれ8個のLEDでモニタできます。ラッピングワイヤで半田付けして配線しています。

Z80ステップモニタ


 下の写真が裏面です。

Z80ステップモニタ(裏面)


 斜めから見るとラッピング用ICソケットの様子が判りますね。

Z80ステップモニタ(斜め)


 Z80GALの基板にマウントした状態が下の写真です。安定してマウントするためにZ80をソケットから少し浮かせています。

Z80GALへマウントした状態


 マウントした状態で電源を入れ、ステップ動作用のスイッチをON/OFFすることでZ80がメモリまたはIOをアクセスする度に停止します。
 Z80GALはクロックが20MHzなのでLS123に接続している抵抗を小さくして調整しました。

ステップ動作


 この状態でステップ動作させるとループ処理のところで繰り返し動作になって抜け出せなくなってしまいます。このツールを用いてハードディバッグするのであれば、ディバッグ用のプログラムを作成し、ステップ動作させれば、それなりにディバッグできるのではないかと思います。

 このような簡易なものでハードディバッグが可能になるのは面白いですね。
 アドレスのコンパレータ等を追加すれば任意のアドレスでのストップ等も可能になりますが、ICEを作りたいわけではないのでこのツールの実装機能あたりが妥当なのかもしれませんね。

 twitterにアップした動画付きコメントを貼っておきます。



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