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フィラメントスプールホルダの製作(その3) [3D_printer]

 「デルタ式3Dプリンタ(Kossel Reprap)の購入」の記事で書いた2017年1月に購入したデルタ式3Dプリンタはステッパーの静音化したりなどして未だに調子良く使えています。
 しかし、昨今の高速な3Dプリンタにも興味深々で、Bambu Lab A1 miniが「ブラックフライデーセール 10/22(火)~12/6(金)」で定価¥52,800のところ¥29,800に値引きされていたので「0.2mmノズル付きホットエンド」¥1,584(2割引き)と共に注文しました。更にメルマガ登録で2千円引きで、この背中への圧力には耐えられませんでしたw

 Bambu Labと言えばフィラメント自動切換えが思い浮かびますが切換えオプション(AMS lite)付きだと¥58,800になるので今回は切換えオプション無しにしました。

 フィラメントの湿気対策のためにフィラメントスプールホルダを作成するにあたり「フィラメントスプールホルダの製作(その2)」の記事で書いたものは横幅が広すぎたので適切な幅になるように改善することにしました。

 下の写真はeSUMのスプールですが、幅が6cm程あります。

eSUMのスプール


 他社の物も何個か確認しましたが、幅はほぼ同じでした。冒頭で書いた記事で作成したものは幅が 104mm でかなり余裕があったので今回は幅を 80mm に縮小することにしました。

 下図が改善したスプールホルダのCAD画面です。防湿ボックスの中で運用し易いようにスプールの外周をホールドする外周支点型で紫色の部分は外径19mm、幅6mm、内径6mmの品番 626ZZ のボールベアリングです。

改善した外周支点型スプールホルダ(幅80mm)


 背面が下図になります。大きな部品は出力にも修正にも時間が掛かるので、分割した部品を連結するようにしています。

改善した外周支点型スプールホルダ(背面)


 下図は3Dプリンタで出力したベース部分の部品です。フィラメントはPETGを使いました。アクセントをつけるためにフィラメントを取り換えて2色構成にしてみました。

スプールホルダのベース部品


 下の写真はベースパーツの背面です。ねじを使わずにしっかりと結合しています。

スプールホルダのベース部品(背面)


 回転するロール部分は使いかけのABSフィラメントで出力してみました。最近はいつもPETGフィラメントを使っていて、ABSフィラメントは殆ど使っていません。ベッドの温度を80℃にして剥がれ防止のためにこれも久々にベッドにケープを塗布しました。

スプールホルダのロール部品


 完成したスプールホルダが下の写真です。ベアリングは手持ちの内径 6mm 外径 19mm 厚さ 6mm の 626ZZ を使っています。

完成した外周支点型スプールホルダ


 スプールを乗せるとこんな感じになります。多色の部品にしたことでデザイン的にもいい感じですねぇ^^

外周支点型スプールホルダとスプール


 今回作成したスプールホルダのSTLファイルは下記からダウンロード可能です。
 使用したベアリングは外径19mm、内径6mm、幅6mmの品番 626ZZ のものです。
 商用目的以外であれば使用可能とします



★追記 2024/11/04
 「フィラメントの湿気対策(その4)」の記事にフィラメントボックスに格納し易いようにスプールホルダの横幅を小さくする改造の内容を記載しました。


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