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レーザーカッターの購入(その2) [LaserCutter]

 前回の記事で書いたレーザーカッターについてインターネットで探しても日本のWEBサイトには同様なキットを買ったという情報が見当たらなかったので状況と添付されている制御ソフトの機能についてメモしておきます。

 コントロール基板には2個スイッチがついていて添付されていたミニCDに画像ファイルで中国語の説明が書いてありましたが意味不明でしたw
 1つはステッピングモーターへの電源供給のON/OFF(押した状態でON)でACアダプタをつないだ状態でもOFFにすると手でレーザーユニットの位置を変更できるようになります。
 もう1つのスイッチはONにするとレーザービームが弱く出る状態になるのでビーム位置の確認が楽になります。

 レーザーユニットはピント調整できるのですがいくら調整してもビームの形状が線状(長さが約 4 mm)でスポット形状になりません。
 円形をテスト刻印してみると線状方向にボケることはないのでビームのパワーは1点に集中しているようです。でもピント合わせがやり辛い・・
 ビーム形状の調整方法について販売元に問合せ中で何回かメールでやり取りしていますがまともな回答が来ていません。^^;;

★2016/12/12 追記
 販売者から「ビームの形状は調整できない」という回答が来ました。最初からそう言ってくれればいいのに・・・


ビーム形状



 ダイソーから買ってきた板材(桐)にテスト刻印したものが下の写真です。

テスト刻印



★2016/12/17 刻印サンプルを追記
 刻印具合は対象物にも大きく依存します。切った抵抗の足等を入れて再利用するために使っているケースの蓋に刻印してみました。

刻印サンプル



 組立キットのCDに入っていた制御ソフトには3つの機能があります。機能的にはそれなりに充実していますが少し不安定です。
  1. ピクチャ機能
     2値化データを刻印する機能で画像ファイルを読み込んで二値化し刻印する機能です。二値化のスレッショルドは6通りの中から選択できるようになっています(スライドでスレッショルドを決められる方が便利と思う)。
     また、テキストを入力し、フォント種別やサイズ指定して刻印することもできます。1ドットのサイズやビーム照射時間も変更できるようになっています。

     しかし、レーザーユニットの制御は供給電源のON/OFFで行っている(レーザーユニットと制御基板は電源ラインのみで接続されている)ため、ドットを打つ毎にX軸方向の動きが止まり、刻印するのにかなり時間が掛かります。照射時間指定にも依存しますが1~2ドット/秒程度の速度なので小さな図形でも10分以上掛かります。

    ★23016/12/18 追記 {
     [Grbl Settings」のタグにある「step idle delay,msec」の項目が 250 になっていましたが 50 に変更したら 8ドット/秒程度になり、初期設定の時より数倍早くなりました。
    }

     PWM制御などでビームの強弱制御していないため、YouTube等でよく見るようなビームを水平に動かしながらスラスラと刻印するようにはなりません。写真のようなグレースケールの刻印もできません。
     また、500 mWのレーザーユニットを前提としているためか、ビーム照射時間を最短にしても木材に刻印すると濃すぎる傾向があります(ピント調整をきちんとすれば改善されるかもしれませんが)

     画面左側にあるカーソルボタンでビームの移動およびON/OFF制御ができます。以降の機能でもそうですが刻印開始時のビーム位置が原点として扱われます。
     また、フォント指定する際にアプリが固まることがあります。^^;

    ピクチャ機能

  2. NC送信機能
     上記のピクチャ印刷機能のようにドット印刷するのではなく、ビームの移動データに従って刻印(カット)する機能です。線での描画なので比較的短時間で刻印できます。
    • NC ファイル読込機能
      GCode等の NCファイルを読込んで刻印する機能です。対応しているファイル種別は未確認です。
    • ピクチャ読込機能
       ピクチャファイルを読込んで刻印する機能で Full Mode(黒塗り部分は横線で塗りつぶしたようにビームが動く)と Cutting Mode(アウトラインを抽出しビームが動く)の2つのモードを選択できます。
    • テキスト機能
       入力したテキストを刻印する機能でフォント種別やアウトラインか塗りつぶしかを選択できます。

    NC送信機能

  3. クイック刻印機能
     入力したテキストを刻印します。刻印される文字はアウトライン(縁取り)ではなく、ラインの組合せで文字が表現されます。制御ソフトのfontディレクトリ内にあるベクトル形式のフォントデータを使っているようで フォントの選択はできません。(当然漢字には未対応)
     また、スペースを入力しても無視されます ^^;

  4. クイック刻印機能


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