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ロボット掃除機LAQULITO(CZ-905)用電池ホルダーの製作(その5) [3D_printer]

 その後の状況をメモしておきます。

 前回記事 で書いた電池ホルダ電極強化で接触不良は解消しましたが、お掃除開始から10分くらいで帰巣動作になってしまいます。
 推測ですが、ニッケル水素電池の内部抵抗が大きくなり、電池が放電しきる前に帰巣動作が発動する電圧以下になってしまうためだと考えています。

 ラクリートの電池ホルダ制作の記事 を書いたのが2014年12月21日で今日までの日数が704日ということになります(ほぼ毎日お掃除してもらっています)。
 使用している電池(enelong)の仕様は約1000回充放電可能となっていますが、そろそろ寿命(内部抵抗が大きくなっていますが容量的にはまだ寿命ではないかも)のようなので別の用途に使うことにします。

 今まで使っていた enelong は Amazon で単3タイプが8本1400円で安売りしていますが、カスタマーレビューを見ると評判はあまり良くないようです。

 評判が良く、コスパもよさげな Amazonベーシック 充電式ニッケル水素電池 単3形12個パック (最小容量1900mAh、約1000回使用可能) がタイムセールで 1917 円(通常は 2396 円)になったのでポチリました。^^


★2016/11/26 追記
 Amazon からニッケル水素電池が届きました。
 単3電池12本セットは4本セットと8本セットの構成になっていて、4本側が黒ラベルで2016年6月製造、8本側が白ラベルで2015年12月製造でした(どちらもMade in Japan)。
 各電池には個体識別のため、黒ラベル側にNo.1~4、白ラベル側にNo.5~12の番号をマジックで書きました。

Amazon Battery


 充電器で継ぎ足し充電後、 デジタル式定電流放電器 を使って放電特性を取り、放電容量グラフを書いたものが下図です。

 流石に1回の充電だけでは本来の実力が出ていないかもしれませんが No.5~8の容量が他と比べて小さくなっています。
 これは使用した充電器が8本まで同時に充電可能ですが放電器は同時4本までである関係上、No.5~8以外の電池は充電完了後、2時間程度充電器に入れっぱなしの状態にしたことが影響した可能性があります(No.5~8の製造ロットはNo.9~12と同じであると推測されるのでほぼ同じ特性のはず)。



 放電時の電圧特性グラフ(放電電流:0.9A)が下図になります。各電池を再度充電後、ラクリート内の旧電池と交換します。
 ラクリート内では直列接続のため、各電池の充電容量がそろっていた方がいいのですが、前述のように充電完了後のトリクル充電時間も充電容量に影響する(充電器の充電終了判定ロジックにも依存)ので、充電後の状態でラクリートに入れた方が良かったかもしれません。この場合、本体に直接ACアダプタを付けて充電することが(ラクリートの説明書上は)必要です。



★2016/11/30 追記
 上記でトリクル充電時間により充電容量に差異が出たかもしれないというようなことを書きましたが、冷静に考えるとトリクル充電の電流値は小さいので数時間で上記のグラフのような容量差が発生することはないと思います。
 また、私の使っている充電器は安価なものなのでトリクル充電機能付きではないと思われるw
 容量差の原因としては長期間未使用な状態だったため電池が休止状態となっていたことからΔピークによる充電終了判定がうまく効かず、早めに充電が終了したものと推測されます。
 そう考えると製造年月は同じでもロットは違っていたのではないかと思います(パッケージングが4本毎にされていて上記の測定容量が低かった4本は同じパッケージの4本です)

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skyriver

 電池を新品に交換したので動作時間を確認してみました。
 外出前にお掃除を開始し、帰ってきたらまだ掃除してました。掃除開始から70分後に帰巣動作になり、無事充電ステーションに帰還してました(充電ステーションでの通常の充電では掃除時間はもっと短くなると思います)

 これで2年間くらいは電池は大丈夫かなぁ
 動作時間が長くなると機械部分の寿命がその分短くなるかもw
 掃除時間を設定できたらいいんだけどね
by skyriver (2016-11-27 20:01) 

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